模擬テスト 成績表の見方①

啓学館ゼミナールでは

  • 春期講習会
  • 夏期講習会
  • 冬期講習会

の最後に塾生全員が1つの会場に集って「模擬テスト」を実施しています。
今年の第2回模擬テストの様子はこのような感じです。

啓学館ゼミナールから徒歩1分の所にある「北部リージョンセンター」の集会室をすべて借りて、100人以上の生徒が1室に集まってテストを行います。
普段、これだけの人数が集まってテストを受ける経験はないので、良い緊張感の中で集中してテストを受けることが出来ます。

そして、テスト実施日から2~3週間後に結果が返ってきます。
個人成績表という形で、受験者数や順位、偏差値など沢山のデータが載っています。

このように沢山のデータがあるため、どこを見てお子様の学力状況などを判断して良いのかわからない方が多くいると思います。
そこで今回から何回かに分けて「ここを是非見て欲しい」「こういうふうに活用して欲しい」と言うポイントをお伝えしたいと思います。

過去の自分と比べてどうなったのかを見て欲しい

模擬テストに関わらず、テストの結果が返ってきてみんなが見るのが「点数」です。

女子生徒

やったぁ~、英語が82点だぁ

男子生徒

ヤバい、理科の点数が48点、、、

など、成績表を返却すると「◯点やった」と言う声で教室が賑わいます。
でも、本当に大切なのは何点とれたかでは無くて、自分の成績が伸びているのかどうかを見て欲しいのです。

どこを見ればそれがわかるのかと言うと、この部分です。

途中から入塾して今回模擬テストを初めて受けた人はグラフになっていませんが、3月の春期講習の最後に行った模擬テストを受けた人はグラフになっています。
以下の投稿「点数だけではわからない、本当の成績の評価の仕方について」でも書きましたが、テストはその時の受けた生徒や問題によって難易度が異なります。
80点をとったとしても、平均点が50点の時と平均点が70点の時では価値が全く異なります。

点数だけではわからない、本当の成績の評価の仕方について

点数だけでは結果が良かったのか悪かったのかの判断がつきません。そんなときに利用するのが「偏差値」です。
偏差値は、テストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値で、偏差値50がちょうど真ん中になります。
偏差値とおおよその順位は以下の表のようになります。

偏差値100人中の順位
75ほぼ1位
702位
657位
6016位
5530位
5050位
4570位
4084位
3593位

この偏差値が書かれているのが、先程示した成績表の赤丸で囲んだ部分です。ここのグラフが
右上がり → 4月より成績が伸びている
並行 → 4月から成績維持
右下がり → 4月より成績が下がっている

ことがわかります。点数ではなくこのグラフを見ることで過去の自分と比べて成績がどうなっているのか」を知ることが出来ます。
ここを見ることによって、4月から8月までの間にどれだけしっかりと勉強をしていたのかがわかります。
是非、成績表のこの部分をしっかり見てください。
次回は実際に偏差値のグラフを見ながら、どのように判断したら良いのかを書いていきたいと思います。